波瑠さん主演のドラマの原作本『運命の恋をかなえるスタンダール』はフランスの小説家スタンダールが書いた『恋愛論』が随所に出てきますが、心理的にも人間が思うことは数百年ぐらいの年月では基本的には変わらないのでしょう。
ドラマでは片思いしていて、相手の男性と恋人になる可能性がないと思っている波瑠さんにスタンダール演じる小日向文世さんは『絶望は幸福への伏線である』ととてもいい感じのことを言います。そこからのスタンダール『恋愛論』の第十章にて『恋愛において、男はあまりにも容易な成功を軽蔑する。男は向こうからくれるものをありがたがらないものである。
このことは男性の狩猟的な本能のようなことと恋愛ではよく言われる追っかけられると離れたくなり、離れると追っかけたくなる磁石に例えられる心理でしょうか。また、『恋愛論』の第十七章では『一度好きになってしまった相手の欠点こそが美しく見えてしまう』という心理作用があると言っています。
それを『結晶作用』であると。このことは恋愛経験者ならだれもが理解できることでしょう。よく自分の好きな子を友達がとても的外れなことを言っているように感じることがあります。もうすでに当人は恋愛で言う『あばたもえくぼ』の心理状態になっています。
人間心理は誰もが共通的な部分を持っているのでしょうが、現実的にはプライドや意地っ張りな性格でうまくいかないことも多くありますよね!素直さが一番幸せに近づけるのでしょう。
『波瑠さん』
『波瑠さん』と『瀬戸康史さん』