西島秀俊さん主演の映画『ドライブ・マイ・カー』すごっく良かったです。西島秀俊さんと霧島れいかさんとのセックスの後に霧島さんが物語を語り始めるんです。彼女は朝にはほとんど覚えていない。彼女の悲しい深層心理が通常ではありえない物語を作っています。
最愛の娘を亡くした妻役の霧島さんが心に空いた穴を埋められずに浮気を続ける。西島さんはその事情を知りながらも最愛の妻を失うことを恐れ、妻の苦しみと向き合えない夫を続ける。霧島さんは西島さんに心からの話をしようとする夜に突然亡くなります。
その後、西島さんは劇団の仕事で三浦透子さんに出会います。人生では決して交錯することのない二人が心から相手の痛みを理解しあうようになります。三浦透子さんも幼いころから大きな痛みを感じながら過ごし、さらに土砂崩れで母親を亡くしていました。
三浦さんの生まれ育った土地での西島さんとの言葉のやりとりは本物でした。大切な車を三浦さんに譲った最後のシーンも感動!ぜひ見てほしい映画です。
『西島秀俊さん』と『三浦透子さん』