感銘した生声の一部を紹介します。『後悔を最小限に』決断における適切なフレームワークとは、後悔を最小限にすることだ。100%の答えなどないものでしょう。その答えさえも永遠に通用することなどなのでしょう。
『不在のメンバー』ほとんどの会社では、どんな重要な会議であっても、そこに参加していない重要なメンバーがいる。顧客だ。社員たちに(なぜそういうやり方をするのか)と聞けば、多くのものがこう答える。(そのほうが顧客にとっていい選択だから)と。会社では利益、利益とお経のように唱え、顧客には聞かせられないようなコメントが飛び交う会社も大いにあります。それでは、本当に大切なものを失うことになるでしょう。優良な顧客とまともな社員は離れます。
『やらなかったこと』一番後悔するのは、やってしまったことでではなく、やらなかったことである。この方が良いと行動することは、たとえ違った選択であっても修正することは出来ます。やらないと修正する選択肢すらないのです。
『現実を見据える力』これまで出会った優秀なリーダーは、矢面に立たされてもすぐに降参することなどなかった。もしそうでないならば、現実を見据えることができず、思考や経営もプロセス全体も、曖昧でちぐはぐなものになってしまうだろう。矢面に立つことすらしないリーダーもいます。現実が見えないままの判断で正しい方向へはなかなか進めません。一時的な痛みから逃げるリーダーがいることがすでに判断違いなのでしょう。
『判断の基準』ウォーレン・バフェットはデスクに3つの箱を置いていた。(未決、既決、難しすぎる)。我々は難しすぎる問題に直面するといつも(では、消費者にとって何が得か?)を問うことで問題をクリアしよう試みる。この考え方は日本の稲森和夫さんの京セラフィロソフィの(人間として何が正しいのか)と正面から向き合い、困難を乗り越えるという考え方に通じている。
『たった一人の顧客』我々は数千万人の顧客のために優れたサービスを構築しようとしているわけではない。たった一人の顧客のために努力をしている。ひとりのために優れたサービスを構築した結果、何百万人という顧客を獲得できる。様々な会社のサービスもひとりの方の不満足から改善余地を見出し、多くの方の満足を得るものでしょう。
『変化』現状に満足しているものが変化を受け入れるのはとても難しい。非常に難しい。そして過去を美化するのは簡単だ。しかし、それは、たいていそれは正しくない。居心地のよい現状を変化させるのは相当なエネルギーが必要です。上昇志向を維持し続けること自体生き方そのものなのでしょう。
『70%の確信』大半の決断は、70%の確信でなされるべきです。90%を求めたら、たいてい手遅れになります。変化スピードが速い現代において、完璧より完了させることが重要なのだと言われています。走りながら、よりよい方へ修正するスタイルでないと『より早く、より良く』の現代の要望に応えることはできません。
『チームワーク』人生で追い求めるどんな偉業も、チームワークの賜物だ。孤軍奮闘などと会社で聞くこともありますが、現実にはエネルギーを相当注いでいる複数の人間がいます。組織運営がまともなならば、チームワークがスタートラインでしょう。